ひまわりさんのささやきの中で、おばあさんの教えがありとても尊敬しますが、
私も、自分のばあちゃんが大好きで、ばあちゃん子でした。
ばあちゃんは70歳近くまで、瓦工場で働いていました。
暑い日も寒い日も雨の日も、お弁当を持って自転車で通勤していました。
休みの日には、朝から畑に行き、昼ごはんを食べて少し横になると、 今度は田んぼに出かけていました。
近所のおじさんやおばさんにも好かれていて、なんでもこなす、パワフルばあちゃんでした。
だからと言って出すぎないばあちゃんでした。
私はいつも夕食が終るとばあちゃんちに行って(徒歩20歩くらい)は、 寝る時間までばあちゃんと話したりTVを観たりする・・・
こんな日々を送っていました。
このときにばあちゃんが入れてくれるお茶やココアが、なぜかおいしかったんです。
そんなばあちゃんが喜んでくれたらいいなと、茶碗やコップなど、ばあちゃんが畑に行っている間にこっそり洗っておくのが私の楽しみでした。
だって、帰ると必ず家を覗いて、
「ひろみじゃろ?ありがとう。」
と言いに来てくれるから。
そんなばあちゃんは、もう亡くなってしまいましたが、 毎日毎日同じことをして、一生懸命生きていました。
まだ子供だった私に、言葉じゃなく、態度や行動でいろいろ教えてくれた気がします。
そしてもう一人、旦那さんのおばあちゃん。
なんと、ひ孫23人。うちの次男が23人目でした。23人いても、みんなの名前を覚えてるんです!
娘ばかり4人姉妹を育て上げ、長女夫婦と孫夫婦、ひ孫たちのすぐ横の家で、 自分のことは全部自分でやっていたおばあちゃん。
「迷惑はかけたくないから。」
ひまわりさんのおばあさんと一緒です。
そして、昨年の春、大往生し92歳という歳で亡くなりました。
何一つ内臓の病気もせず、病院いらずのおばあちゃん。
自分の寿命が分かったのか、床に伏せてからは、水しか飲まなかったおばあちゃん。
「働いてないのに、ごはんなんか食べたらいけん・・・」と。
そして、家で2週間の間、交代に娘たちに泊まりに来てもらい、みんなに見守られて亡くなりました。
そう頻繁に会うわけではなかったのですが、とても尊敬できる大好きなおばあちゃんでした。
私も、そんなばあちゃんのようなばあちゃんになりたい、いや、まずはきちんと母親になりたい。 そう思い、今日も仏壇に手を合わせました。
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